東洋医学ってどんな医学?

東洋医学ってどんな医学?

東洋医学とは日本や中国などで発展してきた柔道整復術・鍼灸・あん摩・漢方薬などの総称で、精神と身体を一つのものとしてとらえ(心身一如)、身体全体をみながら治療を行います。
これに対し、西洋医学とはヨーロッパで発達し、現代の日本で一般的に行われている医療であり、身体を部分的に診断し治療を行います。
東洋医学と西洋医学、それぞれの特徴を知り、症状に応じて適切な治療法を選択しましょう。

東洋医学

・心身のバランスを整え、病気を未然に防ぐという、予防的な考えを中心にした医療体系
・身体を全体としてとらえ、内臓・血管・神経などはお互いに作用し合って身体を支えていると考える
・慢性的疾患に特に有効
・手技や鍼灸、漢方薬などにより、人間が本来持っている自然治癒力を最大限に発揮させて治癒に導き、副作用が少ない

西洋医学

・症状が現れたら原因を取り除くという、対症療法的な考えを中心にした医療体系
・心臓や肝臓など、肉体を個々のパーツとしてとらえて、病気の原因を細かく分析する
・急性の病気やケガの処置に特に有効
・手術や化学薬品を用いて病巣を取り除く、または病原を攻撃する。この時、副作用が生じることがある